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  [88] 日記が移転します! 2006/06/10 18:04:14 

こちらでの日記は終了します。
新たにブログとして、リニューアルオープンしましたので、そちらに遊びにきてください。
携帯でも閲覧可能です。お待ちしております!

今週のマキノノゾミ本人(ブログ版)
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  [87] 花見は突然に! 2006/04/07 23:59:35 

今週から五月の松竹座(大阪)公演『マリー・アントワネット』の稽古が始まっている。
一昨年の十一月に新橋演舞場でやった芝居の再演なのだが、再演といっても、キャストの変更もあるし、三幕モノで場数も多く、大人数の芝居でもあるので、やっぱり稽古はけっこう大変。
で、その初日の火曜日。
ちょうど休憩時間に昨年二本の舞台でお世話になった舞台監督の津田さんから電話。
「いま和田掘公園におるぞ〜」
これには揺れたね。
この公園はオレの自宅から自転車で10分ほどの桜の名所なのだが、津田さんの会社「バック・ステージ」が毎年花見を開催してる場所でもある。
そこで今年も花見をやってるから「来いよ」というお電話なのである。
折りしも3日の火曜日は前日までと翌日からの寒さが信じられないようなポカポカの絶好のお花見日和。
いや〜、揺れた揺れた。
ちょうど休憩中に団時朗さんと外を眺めながら「今日お花見したら最高ですよね〜」と話してる最中だったのだ。
しかし、何といっても稽古初日。終了予定は9時だ。とても行けそうにない。
「ひじょ〜に残念ですが」と丁重にお断りして、稽古に戻った。
ところが、だ。
神はいたね。
稽古終盤に予定されていたダンス振り付けが先生の都合で急きょキャンセルとなったのでした。
それならそれで早く帰って、本来ならば先日のパソコ・クラッシュで遅れを取った仕事を少しでも取り返さなくてはならないのだが、何せ相手は今年最後にして最高の「花見のチャンス」である。
そしてオレは幸か不幸か日本人なのだ。
即決で「今宵ばかりは仕方なし!」と意を決し、帰り道に巻き寿司を仕入れて和田堀公園へゴー!
夜になり、すでに宴はたけなわ。
去年も書いたが、ここは何しろ舞台屋さんの花見なので、実に至れりつくせりだ。
舞台の廃材で作ったというウレタンを布でくるんだ敷物も実にありがたいし、紅白幕は去年まで高津で借りてたそうだが、今年のはもう自作なんだそうだ。
やるねえ。
気合が違うよ。
そして……。
いや〜、酔ったね。
人に酔い、酒に酔い、そして何より、花に酔ったよ。
本当にその夜はいい夜で、何しろ暖かい夜に花吹雪だ。本当に「おお、盃に桜花が……」ってな風情なのよ。
何か岡森くんの日記を見ると、その前日にあったという扉座の花見はずいぶん寒かったらしいな。
やっぱり花見というのは難しいね。
日を決めておかなきゃ、お互いに集まれないという事情もある。
どうしても予定が必要だ。
だけど、やっぱりこうして、ある日、突発的にやる花見がいちばんいい。
オレ的にはこれで3年連続で、突発的な「なりゆき花見」となった。
いいよ、やっぱ。

今宵逢う人みな美しき。
人間は春が好きなようにできている。


  [86] 非常事態! 2006/04/03 23:22:39 

非常事態だ!
パソコが壊れやがった!
いきなりだ。
ブーンという大きなイヤな音を立てて、フリーズした。
そしたらもうダメだ。もうウンともスンともいわない。
サポートサービスやら何やらいろいろ問い合わせて大騒ぎしたが、どうにもならない。
「それはもうどうにもなりませんね」だって。
どうにもなりませんったってあなた、やりかけの仕事はどうなるのだよ?
データも何もかも全部消えてしまったぞ。
そりゃまあバックアップを取ってなかったオレが悪いのだが、それにしても、まるで悪夢だ。
ほんのついさっきまでは、まあまあ普通に動いていたのに。
ああ、ついさっきまでは普通に幸せにくらしていたのに。
うおー、いきなり目の前真っ暗じゃん。
こういうのはどう対処していいかわからん。
何かさ、世の中パソコでいろいろなことが便利になったぶん、どっかでひどく不自由なことになってないか?
昔でいうなら、書き上げた原稿が一瞬で燃えてしまったって感じだと思うが、でも、そういうことって、そう滅多には起こらなかったろう?
オレ、データが飛んで原稿が闇に消えたの、この十年でもう三度目か四度目くらいだぞ?
ふにゃ〜。
しおしおのぱあ〜。
でさ。
仕方ないのでソッコーで新しいパソコを買ってきたよ。
これはもう商売道具なんで仕方ない。悠長に修理に出してる余裕がないのだ。
思わぬ手痛い出費だが、こうなりゃ自棄で、ついでにDVDプレーヤーと掃除機も買ってやったわ。
あ、そうそう、大事なことです。
メールのアドレスデータも何もかも無くなってしまったので、何か今までオレとメールのやり取りなどしていた関係者の方々、お手数ですがオレのパソコに空メール打ってください。
もぼ鈴木とかぶってるぶんは復帰しましたが、あんな人やこんな人のアドレスがみんな消えちゃったよお。
お手数ですが、このSOS緊急カキコ見た方は、ひとつよろしくでございます。
では仕事に戻ります。
が、明日からは『マリー・アントワネット』の稽古も始まる。
ピーンチ!

まさか、これ、親父の旧悪をあばいた仏罰か?

す、すまなかった、親父……。


  [85] 正しい日本のエロ、つづき。 2006/03/31 15:45:00 

『小沢昭一の小沢昭一的こころ』のように「正しい日本のエロの考察」はつづくのだ。
あれはオレが中一の夏休みの頃よ。
「壮炎会」が一泊二日で熱海&網代へ写生旅行へ行くことになった。
初日は山の上から熱海の風景を写生し、そのまま熱海に一泊して、翌日は網代という近くの漁港にまで移動して、ひなびた港の風情などを写生して帰ろうっていう、実にまァ、清く美しい計画だったわけであります。
その旅行に、何を思ったか、親父が「おまえも連れてってやろうか?」とオレを誘ったのだった。
「一人じゃ面白くなかろうから、友だちの石田くんにも声かけてみろ。二人まとめて面倒みてやる」と言って。
で。
もちろん大喜びでついて行ったさ。
言われた通りに石田くんも誘って一緒にな。
で、結果としてはオレも石田くんもたいへん楽しかったのだ。
その頃の「壮炎会」には、ちょうど入りたての若い女性会員がいてさ、夕食後に、そのお姉さんとオレと石田くんの三人でトランプで遊んだりしたのも楽しい思い出だぜ?
親父たちは夕飯を食った後、熱海の夜の町に繰り出して行った。
まァ、呑みに行ったわけだが、ありていに言えば「遊び」に行ったのだね。
スナックあたりでちょこっと呑んでから、
「やっぱりこの、ここまで来たからにはストリップなんてものもその、やっぱり覗いておかねばならんのでしょうな」
「それはまァ、後学のためにもあらまほしいところでしょうなァ」
「そうですな、せっかくですからなァ」
「ぜひ、ここはひとつってことで」
「じゃ、ま、ひとつ」
といった感じのノリだったんじゃないかと思うのだが、とにかく親父たちはその夜ストリップに行ったのだよ。
何故断言できるかというと、翌月の会報の中で「熱海行状記」といったようなものが載っていて、そこにはご丁寧にウハウハ顔でストリップ見学をしている会員たちのイラストまで添えられてあったからだ。
あはは、バカだよあんたら。
バカ大人だ。
お袋は例によって「まったくもう、あんたたちはしょーがないねぇ」とぷんすか怒っていたが、こういうのは後でバレたってどうってことないのだ。
それよりも、可笑しいのは、大人になってからようやくオレも気づいたってことね。
親父がオレや石田くんを旅行に誘ったのは、まったくもってくだんの新入り女性会員対策だったのだな、と。
だって、夜になって「町に呑みに出る」って話になったら、そのうら若き女性会員だって「わたしも行きます」ってことになるじゃない? そしたら、連れて行かないわけにはいかないじゃないの。
呑むのはいいとしてもさ、親父たちの「ま、せっかく熱海まで来たんですからな、ま、ここはひとつ」という、その後の「大人のお楽しみ」には大いに邪魔だったんだろう。
そこで、その対策として、オレたちがおねえさんにあてがわれたのだ。
ひでえ話だが、「ここはひとつ誰かの子供も連れてって、彼女と一緒に遊ばせときゃいいんじゃないのか?」っていう作戦会議が、その前の月の会合あたりで密かに練られていたに違いないよ。
親父さんよォ。
親父さんたちよォ。
そうまでして観たかったのか、熱海のストリップが。
まァ、いいけどな。
気持ち、わかるけどな。

しょーがないねぇ、どうも。


  [84] 正しい日本のエロ。 2006/03/31 11:43:36 

だいたいが親不孝なオレだが、さらに親父の旧悪をあばくようなことを書く。
オレの親父は絵を描く人で、浜松で長い間「壮炎会」という絵の会に入っていた。
もちろん会員全員がそれで飯を食っているプロの絵描きというようなものではなかったが、それでもいわゆる「日曜画家」といったものとは一線を画していて、少なくとも意識の上では熱い芸術家の集団だったのだと思う。
この会は年に一度画廊で「小品展」をやり、美術館で「壮炎展」という会員の美術展を開いていた。
毎月会合を開き、持ち回りで担当する事務局は展覧会のDM以外にも手作りの会報なども発行していたから、今にして思えば、オレらの劇団なんかよりはずっとコマメに活動してた感じがする。
そんな親父たちを、オレは子供心にもちょっと尊敬していた。
で、まあ、その会合ってやつは月に一度、各自の自宅で持ち回りでやるのだが、ある夜、ウチでやることになったのね。
たしかオレが中三くらいの頃だったよ。
オレが生まれ育った家はいわゆる社宅というやつで、まあ、狭い家なんだが、その頃親父はアトリエとして近くにあった同じ会社の独身寮の一室を借りていたので、会合はそこで開かれることになった。
ま、「離れ」みたいなもんですな。
母親はいちおうお茶かなんかを出しに行ったりして、「あ、奥さん、後はもうワシらで勝手にやりますんでお構いなく」なんか言われて帰ってきたのだが、まあ、そういうわけにもいかんだろうってんで、しばらくしてまた茶菓子だか蜜柑だか持って行ったのね。
そして、すぐにぷんすか怒って帰って来た。
何故かというと、親父たちはその部屋に集まって、ブルー・フィルムの観賞会をしてたらしいのだな。
あはは、バカだねえ。
「あの人らは本当にもうっ!」って、お袋はけっこうマジに怒ってた。
その頃のオレがそれを聞いてどう思ったのかは覚えてない。
「アホじゃのう」くらいのことだったのかもしれん。
でもこの話、最近だと、けっこうええ話として思い出すのよね。
なんか可愛らしいがな。
だいいち「ブルー・フィルム」ってのがええがな。
何か、きちんと「淫靡」でいい。
ま、早い話が今でいう裏ビデオとか流出モノDVDの類だが、その頃はDVDプレーヤーみたいなお手軽なものはなかったからね。
ブルー・フィルムが手に入ると、誰かがちゃんと8ミリの映写機を用意しなきゃいけない。壁に模造紙のスクリーンなんか貼り付けてさ、いろいろ大変なんだ。
そういう準備を、それぞれのカミさんに見つからないようにコソコソと、しかしそこは無駄のない動きでソソクサと済ませてさ、
「さ、それじゃ」
「ま、行ってみますか」
なんか言いながら映写機を回して、
「ほお〜」
「ふ〜む」
「いやァ、これはなかなか」
「ええ、なかなかですなァ〜」
「おお、あんなことまで」
「なるほどぉ〜」
なんか言って観てたわけだろ?
なんかさ、その光景を想像するだに、ちょっと微笑ましい感じがするのよ。
ちゃんと、正しい日本のエロがそこにあったような気がするんだよな。
ま、「正しい日本のエロって何だ?」って話でもあるんだが。
ま、センス的にはかなり小沢昭一さんなんだがな。
ところで、この「壮炎会」が熱海で行った写生旅行に中一のオレがついて行った話もあるのだが、それはまた明日の「正しい日本のエロ」のこころだァ〜。
なんてな。

ご婦人の読者と若いやつには意味不明か?

それでもよし!


  [83] ギターは重し。 2006/03/26 13:05:46 

『夢のひと』無事終了して大阪から戻ってきた。
本当にいい芝居だったし、できるなら先々東京やいろいろな場所で再演ができるといいなとは思うのだけど。
とりあえず、観に来てくださった方々には感謝です。
おおきに。
そんで。
四月からすぐに演出9連戦の6戦目『マリー・アントワネット』の再演の稽古が始まるのだが、それまでの隙間を縫うようにして、先々の仕事の打ち合わせやら、今この時期に片づけておかなくちゃならない仕事が何だかもう山積みになっている。
やれやれ、だ。
今年は年明けから広島大阪と長期滞在が続いたので、この三ヶ月間ほとんど東京にいなかったせいもあるのだが。
んで、まァそれらのことを出来る範囲でこなしつつ(できる範囲かよ)、神宮のオープン戦に行ったり、カラオケに行ったりとなかなかに精力的に活動しているエラいオレだ。
昨日は夕方から今年初めての「だら〜ず」の練習をやったのだが、このバンドのメンバーもそれぞれ激しく忙しく、ウクレレ石渡氏は取材で一時間遅れ、オレは逆に一時間早退して打ち合わせに行くといった慌しさだった。
で、昨日の練習には例のリッケンバッカーをさげて出かけたわけだが、このわが愛器が、これがもうひたすら重たいのよ。
ハードケースのせいもあるのだが、もう鬼のように重い。
重いったら重い!
その重いギターをぶら下げて中野の練習場から赤坂方面へ打ち合わせに行き、さらに高円寺方面に戻ってメンバーと一緒に三軒くらい飲み歩いた。
練習の後にその方面で飲み歩くのはわがバンドの恒例なので結構なのだが、何しろギターが重い!
重いぜキミ、リッケンくんよ!
自慢じゃないが、オレは何が嫌いって重い物を持って歩くことくらい嫌いなことはないのだ。
そういや昔、小学校四年生の終業式の日、それまで教室に置きっぱなしにしていた荷物を全部(絵の具箱とか夏休みの工作とかね)持って帰らなくてはいけなくて、それがもうあまりにつらくて悲しくて泣きながら帰ったことがあるぞ。
通りすがりのおばちゃんたちに「ほい見てみ、あの子、荷物が重くて泣いてるだに、ほい」とかって指さされて笑われたぞ。
つらい過去だなあ。
何かさ、重い物持って歩いてるとピラミッド作ってる奴隷のような気分になってくるのよ。
ある意味、貴族体質であると言えよう。

言えねえよ、バカ。
何書いてんだ、オレ。

つくづく、ろくでもない話だなあ。
すまんすまん。そのうち復活するわ。


  [82] ちょっと出る。 2006/03/20 15:29:40 

今回の『夢のひと』にはゲスト出演者の場面がある。
そもそもは台本が出来上がった時点で、ちょい役の一つがどうしてもキャストのやり繰りがつかなくなってしまい、今さら新しい役者をキャスティングするのも何だしなあという話になったのが発端だった。
それならいっそ、「ここ数年間のメイシアター近松シリーズを手がけた演出家たちにゲスト出演してもらおうや」というアイデアをふっこさんが出して「ああ、そりゃファイナルにふさわしくていいんでないの」という話になったのだった。
そんなわけで初日は南河内万歳一座の内藤敬裕くんが、二日目は桃園会の深津篤史くんとMONOの土田英生くんが、三日目はPM飛ぶ教室の蟷螂襲さんが出てくれている。今日は太陽族の岩崎正裕くんが出る。
で、これがなかなか楽しいのよ。
みんな、やっぱ演出家だからさ、その場面の意味とか、自分の役に求められてる難しさとかはちゃんと理解してるわけ。
その上で「ある程度の遊び」が求められてるってことも。
だからみんな一所懸命にやってくれて、一所懸命ってことはやっぱりちょっと滑稽なわけでで、それぞれに個性的で味わい深いのね。
ツッチー(土田)なんか、他のゲストたちに真剣にライバル心燃やして「どうせなら自分がいちばん良かったって言ってもらいたいじゃないすか」とか言ってたしな、ハハハ。
でもって、何と明日は千秋楽ということで、ふっこさんと一緒にオレも出るのだ。
どんな役でいつ出るとかはネタバレになるのでまだ書けないのだが。
ま、明日楽日を観に来る人は楽しみにしておいてくだされ。

ちなみに、どうでもいいようなことだけど、足の爪は明日の千秋楽の朝に切ることに決めてます。


  [81] 『夢のひと』上演中! 2006/03/19 11:06:42 

ちょっと書き込みが出来なかった間に17日から『夢のひと』の幕が開いてしまった。
前にも書いたが、物語は昭和初期の大阪松島の女郎屋を舞台にした恋愛劇である。
とてもいい芝居だ。
わかりやすく、シンプルで、美しくて、優しくて、悲しい。
もう泣ける泣ける。
まあ、泣けりゃ何でもいいってもんでもないが、実際的な話、こういうのは健康にいい感じがするけどな。
たまにはこんな風に心置きなく涙腺を開放してやるのは、とても身体にいいのではないか?
とにかく大阪で5日間しか見せられないのが、もったいなくて仕方がない。
初日にキムラが、二日目は小市が観にきてくれて、それぞれ号泣して帰って行った。
もうくどくは言わぬ。
この芝居は買いだと思う。
まだ席には余裕があります。
大阪周辺にお住まいの方にはぜひ観に来て。

カモンカモン!


  [80] 眠れない夜に何だかんだとこだわるオレ。 2006/03/06 05:24:55 

うーん。
何か睡眠時間がひっくり返って朝にならないと眠れないのよ。
吹田でやる『夢のひと』は順調に稽古中であるのだが、同時にホテルの部屋にこもって仕上げなければならない台本の仕事があって、この間二〜三日ちょっと集中してやったらこの有り様だわさ。
やんなるわね。
で、眠れないので、ま、つれづれなるままに更新しとこうってわけさ。
古い話で恐縮だけど、荒川静香選手の金メダルはよかったね。
あの日も仕事してたら神経が昂ぶってしまい、あまり眠れなくて、たまたまテレビつけたらやってたのでライブで観た。
いやー、綺麗だったね、ホンマに。
素直に感動したよ。何かクルクル回る時の手の動きとかね、本当に美しかった。
いやいや、よかったよかった。
でさ。
水を差すようで気がひけるんだけど、ちょっとだけくだらん感想な。
イナバウアーっての?
あれって、そんなに凄い技なの?
ま、確かにな、ちょっとは「お」とか思うんだけど、素人目にはそんなにもの凄いことには見えないんだけどなあ。
でも「バーッ」て拍手が起こるってことは、やっぱり皆は凄いことがわかってるってことか?
オレだけか?
世界でオレだけがわからんのか?
うむ、そうか。
すまんのう。
あとさ、直接関係ないんだけど、イナバウアーって平仮名で書くと、大山のぶよさんの声で聞こえてこないかい?
「いなばうあ〜」
どうよ?
どうよって言われてもか。
すまんのう。
さらに関係ないんだが、「荒川選手が最後までこだわったイナバウワー」とかってよく聞くんだけど、どうも抵抗あるんだよな、その「こだわった」って言葉が。
じゃ、何て言うんだ?
「荒川選手が最後まで『絶対にやるわ!』と強く心に決めていたイナバウアー」か?
何かややこしいな。
ダメじゃん、オレ、劇作家として。
でもなあ、どうも「こだわる」って言葉が好きじゃないんだよ。
いや、オレ自身はいろんなことに「こだわりのある」人間なんだがな。
でも、そのこと自体は本当にちょっと恥ずかしいのだな。
だいたいさ、「こだわる」って行為は、そもそもそんなに胸を張っちゃいけないことなんじゃないのか?
「いやホント、恥ずかしながら、これだけはどうしても譲れないんすよ、どうもホント、迷惑かけちゃってすみません」といった風情のものではないのか?
マジな話、こだわりのない人間というものに、オレはなれるものならなりたいのだ。
でも、なれそうにない。すまん。
って、これって自意識過剰なのか?
ううむ。
たぶんそうなんだろうな。
イヤだなあ。
でも「こだわりの味っ!」とか力強く言われると、何だかなあと思ってしまう。
「いいよ、こだわらんでいいから、普通のもん食わせてくれ」とか思っちゃうもんな。
思わんか?
それもオレだけか。
うむ、そうか。
すまんのう。
しかしなあ、「こだわる」って言葉は、いつからそんなに「堂々と胸を張って」言える言葉になったんだろうな。
どうもなあ。
「こだわる」という言葉にこだわるオレだなあ。

おお、すまんすまんとばかり言っていたら、何だか眠くなってきたよ。
じゃ、寝ろよ。

おお、寝るともさ!


  [79] リビニンオオサカ! 2006/02/24 06:03:16 

ははは、相変わらず友Qがえらくどうでもええこと書いてやがんなあ。
ある意味「芸」の域やな。
あと、キムラの更新もなかなか油断ができんな。
何か、ちょっと見たら、やたらと更新してる時あるし。
こっちはちょっとバタバタしていて、更新の間があいた。
広島から帰って東京の一週間は、今年の今後のいろんなことについていろんな打ち合わせが立て込んで、ホンマに忙しかった。
で、今は先週の15日から吹田メイシアターで『夢のひと』の稽古に入っている。
9連戦の5試合目だ。
前回の広島はキャスト・スタッフとも初めて出会う人たちばかりだったのだが、今回の芝居には酒井くんと英世も出てるし、スタッフも奥ちゃん、堂岡、大川、三大寺というお馴染みのメンバーだし、そういう意味では劇団の稽古ようにリラックスしてる。
物語は、大阪の昭和十年代の松島新地の女郎屋を舞台にした上質な人情劇である。
ええ話でっせ。
ま、いわゆるひとつの「恋愛モノ」ですね。
物語の時代設定としては以前に書いた『東京原子核クラブ』とだいたい丸かぶりで、そういう時代の話は好きなので楽しい。
作家のわかぎゑふ氏とはもちろん古くからの顔馴染みなわけだが、お互いに一緒に組んでやるのは初めてなんで、そういうのも楽しい。
これはチラシの裏にも書いたのだが、「恋愛モノ」である以上、やはり女子と男子双方の感性があった方がよろしいのには違いなく、そういう意味でも今回のわかぎ氏とオレのタッグはなかなか良いのではないかと思っている。
でもって役者さんたちには「とにかく最後は観客席をバサーッと泣かすつもりなんでよろしく」と言ってある。
「バサーッと泣くてどんな泣き方やねん」という声もあるが、そんなん説明できんわ。
でもわかるよね?
こう、客席全体が「バサーッと」泣いてる感じ。
え?
わかりまへんか?
そうでっか?
ま、とにかく、ええ話で泣けまっせ、ということですわ。

参考にしていただきたいと思います。



Cool and Cool