第26回公演『青猫物語』

大阪/1994年12月16日(金)〜18日(日)近鉄小劇場
(近鉄小劇場提携公演)
作・演出 マキノノゾミ

CAST
宮下そら      キムラ緑子
八起静男      三上市朗
ブルさん      小市慢太郎
宮下五郎      木下政治
新人座の面々    酒井高陽 林英世 勝平ともこ
陸軍少尉      長尾譲二
新人座ファンの舎監 白木三保
そらの客      穂積哲也 岡村宏懇 友久航
女給        塩湯マユミ

STAFF
舞台美術 奥村泰彦
照明 大川貴啓
音響効果 堂岡俊弘
舞台監督 藤吉成三

イラスト 石渡治

制作 後藤正治 小川友記子 田中佐和子
企画・製作 劇団M.O.P. 株式会社BORDE.

▼あらすじ
 昭和八年。「青猫」は、風変わりなマスター・ブルさんが経営するカフェ。築地小劇場のすぐ裏にある。
 劇団「新人座」の文芸部員・八起静男は、「青猫」の踊り子にして娼婦の宮下そらと恋人の仲。今日こそプロポーズしようと、本番を抜け出して「青猫」にやってくる。だが、その日に限ってトラブル続き。役者が特高に捕まり、急遽代役を引き受けるハメになったり、その特高が店に乱入、大捕物が始まったり……しかも、ちょっとした行き違いから八起とそらは破局を迎えてしまう。
 八起は一計を案じ、老人に変装して「青猫」に現れる。だが、その姿は偶然にも、東郷平八郎元海軍元帥に瓜二つ。八起は、心ならずも、「東郷閣下」としてそらと交際することに。何度も正体を打ち明けようとする八起だが、実弟・五郎の出征にショックを受けるそらを「東郷閣下」として慰めるうち、一生、偽物を演じる決心をすることに。ところが、本物の東郷閣下が死んでしまった……。
 八起は東郷の幽霊を演じることで、そらと別れを告げる。そして、八起本人として再びそらの前に現れ、プロポーズを遂げるのだった。

※『ピスケン』の続編的意味合いを持つ、M.O.P.版『あなただけ今晩は』。本格ウエルメイド・ラヴ・コメディであり、奥村泰彦氏が初めて舞台美術として参加、新たな方向を示した作品。