第30回公演『KANOKO』

東京/1997年5月7日(水)〜11日(日)紀伊國屋ホール
京都/1997年5月29日(木)〜6月1日(日)京都市北文化会館
作・演出 マキノノゾミ

CAST
岡本かの子       キムラ緑子
岡本一平        三上市朗
岡本太郎        木下政治
芥川竜之介       小市慢太郎 
林芙美子        林 英世 
かの子の父・寅吉    酒井高陽 
新田          奥田達士 
岡本きん子       勝平ともこ 
新田の母・ふく     白木三保 
川端康成        岡村宏懇 
かの子の弟・喜久三   友久航 
堀切          長尾譲二 
定吉(芥川の使う小僧) 永滝元太郎 
恒松          林宏二 
芥川が連れていた女給  塩湯マユミ 竹山あけ美(Wキャスト) 
カフェの女給      塩釜明子

STAFF
演出助手 鈴木哲也
舞台美術 高谷アリ子
照明 大川貴啓
音響効果 堂岡俊弘
衣裳 三大寺志保美
舞台監督 藤吉成三

写真 樋口裕昭

制作 小川友記子 渡辺順子
企画・製作 劇団M.O.P.

▼あらすじ
 歌人にして作家の岡本かの子の半生記。
 かの子は、漫画家である夫・一平、息子・太郎と暮らしながらも、血みどろの恋愛遍歴を繰り返していた。作家志望の青年・堀切と同棲し、ために堀切に心寄せる実妹・きんを深く傷つけ、父や弟を傷つけ、太郎の下に生まれたばかりの息子の死を経験し……。修羅の時代であった。そして大正十二年、かの子は鎌倉で作家・芥川竜之介と出会う。だが、大震災に襲われた直後、一平は、芥川に、かの子への愛の形を高らかに宣言する。
 かの子は、いつしか小説家として名声を築いていく。一平、太郎に加え、医者である愛人・新田や、恒松青年らとの奇妙な同居生活の中、川端康成の理解を得、芥川の自殺を受け止めて……。そして、かの子はある日、かの子を認めないという林芙美子に、自分の決心した壮絶な生き方を宣言する。
 かの子に、死が訪れようとしていた。一平はかの子に、精一杯の愛を打ち明ける。

※岡本かの子の凄まじい「愛」の形を描いた渾身の一作。