第35回公演『ちゃっかり八兵衛』

東京/2000年3月3日(金)〜8日(水)紀伊國屋ホール
大阪/2000年3月15日(水)〜20日(月)近鉄小劇場
(近鉄小劇場提携公演)
作・演出 マキノノゾミ

CAST
三上市朗   八兵衛(居残り)
キムラ緑子  季里(取り立て屋)
小市慢太郎  父(江州浪人垣見五郎兵衛と名乗る武士)
正木慎也   息子(その息子で垣見左内と名乗る若侍)
酒井高陽   幸兵衛(貸座敷の主人)
       茶人姿の浪人(俳諧師らしい客)
       寅蔵(目明しの親分)
       白髭の老人(旅人らしい客)
木下政治   新吉(板前)
       一八(太鼓持ち)
       おそめ(花魁)
       与太佐衛門(吉原鈴の屋の若い衆)
       金太郎(財布を拾った左官)
       白髭の老人の共の衆A
奥田達士   金次(出入りの貸本屋)
       丹波屋の若旦那(客)
       真田小僧(逃げ込んだ盗賊)
       熊五郎(財布を拾われた大工)
       白髭の老人の共の衆B

STAFF
舞台美術 奥村泰彦
照明 大川貴啓
音響効果 堂岡俊弘
衣裳 三大寺志保美
かつら 堀田かつら
文芸 鈴木哲也(オフィスマキノ)
照明操作 仲江義一 吉本有輝子
音響操作 三好里美 塩釜明子
衣裳協力 松竹衣裳株式会社
衣裳製作 三茶工房
小道具協力 高津映画装飾株式会社 北野滋子
大道具製作 C-COM
演出助手 山崎総司
舞台監督 藤吉成三

宣伝デザイン ヒネのデザイン事務所+森成燕三
宣伝写真 0[ハードロック写真場]
ヘアメイク 武井優子
パンフ役者写真 劇団M.O.P.
舞台写真 伊東和則

協力 株式会社リコモーション

エグゼクティブプロデューサー 加藤昌史
制作 株式会社ネビュラプロジェクト
企画・製作 劇団M.O.P.

▼あらすじ
 時は元禄十五年、秋も深まった頃。
 品川のとある遊廓に居残りを続けている八兵衛という男がいる。普通の男なら勘定が払えずに廓に居残っているなんざずいぶんと居心地の悪いものだろうが、この八兵衛という男はいっこうに頓着しない。板場の手伝いから太鼓持ちの代役まで廓の中での「よろず頼まれごと」を引き受けては、けっこう重宝がられて、存外、暢気に暮していた。
 と、そこへ、お季里という女が訪ねて来る。八兵衛が以前踏み倒した二十両の金を取り立てに来た取り立て屋である。惚れた役者に貢ぐため、どうしても一両日中に金が要るお季里は、強談判のすえ、廓の中で何かと役に立っている八兵衛をもっと働かせて金を搾り取ろうと企てる。
 さて、そうなったら大変だ。自分でやってるうちは要領もいいが、人から強制されて働くとなるとどうも勝手が狂ってしまい、さんざんな目に遭ってゆく八兵衛。
 が、やがて……ある侍からの、イヤがる息子にどうしてもこの廓で「筆下ろし」をさせたいという、これまた奇特な頼まれごとを聞いてからは、一計を案じ、自分に取り付いた疫病神のような取り立て屋に仕返しをしてやろうと企む。それは……お季里を品川でナンバーワンの遊女だと触れ込んでその若侍の敵娼に仕立ててしまおう、というものだった。
 さてさてその結果は……

※第27回公演の再演