『エンジェル・アイズ』は西部劇であります。
初演はもう15年も前になります。当初は『サボテンと悪者』という題名だったのですが、劇団員が「頼むからもう少しカッチョいいタイトルにしてくれ」というので『エンジェル・アイズ』というタイトルになりました。作者としては、劇団のレパートリーの中でも1、2を争うくらいに「バカな」芝居だと思ってます。何といっても大真面目にやってましたからね。「西部劇」を。
ついでですが、よく「おバカな芝居」なんて言葉を聞きますけど、わたしの感覚では「おバカ」と「バカ」の間には深くて暗い溝があります。
「おバカ」というのは、何だか偏差値が高そうな感じがあります。インテリな人たちが韜晦してわざとふざけて見せている感じですね。それに比べると、「バカ」は文字通り「アッタマわるぅ〜」って感じです。修学旅行で浮かれてコッソリお酒を飲んで先生に叱られる中学生みたいな感じです。当然、わたしが愛してやまないのは後者のほうであります。
三つ子の魂などといいますが、どうもこういうのは一生治らないものらしい。
世間的にはもはやわれわれも若造ではなく、けっこういい大人なのですが、どうにも「バカ魂」やみがたく、もういっぺん西部劇をやりたくなりました。
ということで、ご期待ください。
そうとう格好いいと思います。バカで。

マキノノゾミ